2008年9月17日から18日にかけて大阪で開催されたNVCのワークショップ(講師:ジェフ・ブラウン - Jeff Brown、フランソワ・ボーソレイユ - Francois Beausoleil)に参加されたきくちゆみさんのお声です。 ご本人からご許可をいただき、ブログから転載いたします。 転載元:http://kikuchiyumi.blogspot.com/2008/09/nvc.html 2008年09月18日 NVC(非暴力コミュニケーション)を日常に生かす 関西最後の一日、今日もこれからNVCのワークショップにいきます。まだ半分しか終わっていないけど、すでに深い学びと気づきがあります。このコミュニケーションのやり方をもし誰もが知っていたら、この世の中から暴力はうんと減るだとう、という確信があります。 アメリカからやってきた講師はお二人で、ジェフとフランソワ。 セ ントルイスに住むジェフは環境や平和のNPO活動に5年間関わって、「世の中を変えることなどできない」と絶望し退職。その後5年間、社会から引きこもっ ていた人。それがたまたまNVCに出会って、自分の気持ちとつながる術を思い出し、そして相手の気持ちとつながる術を獲得し、今は社会変革をめざす有効な ツールとして、NVCを国内外で教えています。 フランソワはカナダのケベック州の小さな町からやってきて、ジェフ同様、カリフォルニアの ベイエリアのNVCの公認トレーナー。昨年の平和省地球会議でファシリテーターをしてくれたミキ・キャシュタンがベイエリアNVCの代表をしており、ミキ の勧めもあって、わたしはこのワークショップに参加を決めました。元ミュージシャン(パーカッション)で1994年には、なんとシルク・ドゥ・ソレイユの メンバーとして来日したこともあるとか。 ミュージシャンの仲間とコミュニケーションの問題でバンドを追い出され、妻とも離婚寸前までいっ た人生どん底のときにNVCに出会い、その魅力にとりつかれ、今はこれを教えることが彼の情熱になっています。夫婦関係もNVCで回復することができ、今 はうまくいっているそうです(よかったね)。今日わたしは、彼の奥さんへのおみやげを買う案内役をします。 NVCとわたしたちのごく普通のコミュニケーションで決定的に違うことは、判断や批評が入らない、良い悪いは関係ない、ということです。大事なのは、今わたしがどう感じていて、相手がどう感じているのか、その背後にはどんなニーズが隠れているのかにフォーカスすること。 こう一言で書くと簡単そうだけど、実際はなかなか難しい。きっと、今日も様々なエクササイズを得て、学ぶのでしょう。すぐにNVCの達人にはなれなくても、できるときから、できる相手に対して、少しずつ練習をしていくつもり。 間もなく、日本語のNVCの本(マーシャル・ローゼンバーグの本の翻訳版)が出版されるので、それを機にNVCが日本でも広まるといいな。自分も広めることができる1人になりたいです。 |
参加者の声 >